思い通りの葬儀のために

葬儀が思い通りにいかないのは、人の死が突然やってくるからです。
でも、事前に準備しておけることもたくさんあるのは、スタンバイ葬でわかりました。

この本『葬式プランナーまどかの お弔いファイル』のヒロイン葬では、そこをもうちょっと突っ込んで、 自分の好きな葬儀にするためには、どうすればよいかを提案しています。

基本は

【好きなように生きる。わたしの死は、わたしのもの】

ということのようです。
これは実に女性的なやわらかい発想だと思います。男性の場合は、生きているうちは自分・自分と我は強いですが、 「葬式無用、戒名不要。骨はそこら辺に撒いてくれ」っていう方が多いです。

ひるがえって女性の場合は、死んだ時、そして、死んだ後のことまで、気にかけている方が多いような気がします。
とくにお墓は、いまだに「姑と同じ墓に入るのだけは、死んでも嫌!!」という声はよく聞かれます。
死んだ後のことを、死んでも嫌だというのですから、この嫌さというのは、本物なのでしょう。


【よりどりみどりの無宗教葬】

現在、日本で行われる葬儀の約80%が仏教式、もしくは仏教風の葬儀だそうです。
そのため、今日の仏教は、「葬式仏教」などと揶揄されてもいます。
しかし、普段、仏教の信仰心のない方も、最期くらいはお坊さんにお経をあげてもらいたい、 という人も少なからずいるというのも現実です。

仏教徒でなく、お墓もお寺になければ、本来、葬儀はまったくの自由であるはずなのです。
しかし、自由すぎるというのは、それはそれで困るのです。
自由というのは、言いかえれば、選択肢が無限にあるということでもあるのです。
多すぎる選択肢は、かえって選択できない、というのは行動経済学で実証されています。

そこで、葬儀社では、今「無宗教式」の葬儀というのを、提案しているところが多いようです。
これはある程度の型を決めて、あとはオプションで付け加えたり、削ったりするようです。
また、まったくのゼロの状態から、プランニングしてくれる葬儀社もありますので、自由に葬儀をしたい 遺族にとってはよい時代になりました。

【無宗教葬では、極端に言えば儀式自体は必要ありません。告別の場があるだけでも、かまわないのです。】

【故人となる人の生前の活動や性格、趣味に合わせて選ぶのが一番です。麻雀が好きだったら、雀卓を囲むのも おすすめです。料理人なら、故人のレシピで作った料理をみんなに振る舞ったり。絵を描くのが好きだったなら、 葬儀というよりは個展を開いてしまうのもアリ】

なるほど、これは自由度がかなり高いですね。
え、でも、お葬式のときにそんな暇あるの?と思われるかもしれません。

見せる系の葬儀でしたら、それほど時間もかからないでしょうし、じっくりと時間を確保したい場合は、 後日、「お別れ会」という形で集まってもらうという方法もあります。

とにかく、無宗教葬で行う場合は、今までの当たり前を全部取り払ってしまってよいのです。

エンディングノート


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